リバモアは市場全体の状況を正確に把握するうえで最も抵抗の少ないルートを探り、たどっていく。相場が強気の時は買いから入り、弱気であれば売りのチャンスとなる。市場の方向が定まらないときは、潮目が明確となるまで待つこととなる。
「最も抵抗の少ないラインを行く」と表現した。
最小抵抗ラインとはトレンドが今どこを向いているかを判断するためのものである。
最小抵抗ラインを理解するうえで重要な事
①彼は相場の周期を物理の法則になぞらえていた、トレンドの転換時には常に大きな力がかかってから転換していく。
②彼は出来高を重要視しており、買いの強さ、売りの強さを測る材料として出来高にも注目をしていた
③わからない時もあるのでその際は相場から離れる。
大きな売り圧力がかかっている状態では当然上にはそれ以上上げることはできない、抵抗が大きいので抵抗の少ない下方向に進む、大きな買い圧力がかかっている状態では当然下にそれ以上いけないので抵抗の少ない上方向に行くことになる
トレンドを見たときにトレンドとは移動平均線やトレンド、サポート、レジスタンスラインにぶつかって支持をうけ、戻されるを繰り返しながら一定の方向に進むわけだが、その方向性を見誤らなければ必然的に買いからも、売りからも勝てることになる。
ではなぜ最小抵抗ラインといったのか
トレンドではなく最小抵抗ラインと表現したリバモアの考え方として
弱気相場、強気相場といった固定観念にとらわれる言葉を嫌っていた。
おそらくは上昇トレンド、下降トレンドという言葉も固定観念に縛られるのを嫌ったためと思う。
彼はあくまでも下を向いている、上をむいている、水平などと表現をした。
実際にどこでトレンドは変わるかわからない中、常にチャートの値動きを集中して瞬時に判断をしていた、リバモアならば納得いく考え方だと感じる。
最小抵抗ラインとは常に目を凝らし、一瞬のチャンスも見逃さない、スキのない表現なんだということだ。
コメント