FXの裏基礎 第4章 資金管理

FXの裏基礎

資金管理とは

実際にFXで勝率100%というのは不可能である、ただ勝率の高いポイントを見つけて例えば 60%の勝率で勝てるポイントがわかったとする。

しかし40%の負けの際に60%の勝率で勝った利益を無くし元本まで失ってしまうということが多々起きてしまう。

資金管理はFXにおいて肝になる、これがうまくできないと相場からの退場を余儀なくされる、そして負け組の9割になってしまうのである。

必ず取引を始める前に想定を立てる、勝つにしろ負けるにしろ、必ず損益を出し続けるという愚かな行為はせず、損切ラインを考えてトレードをしなくてはならない。

ジェシーリバモア曰く

もっとも重要なことは金を失ってはならない。特に投資において資金はトレーダーの命綱であることを肝に銘じること。現金を持たない相場師は、在庫を持たない小売商と同じで、相場師としての命脈は保てない。繰り返すが、現金は相場師の在庫であり、生命線であり、最も頼りになる友である。

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2、資金管理に関するルール

・停止ポイントを設定する。株価が思った方向と逆の方向に動いた場合どこで見限るか、明確なポイントを事前に定めておく。10%以上のマイナスは抱え込むべきではない。こうした損失をカバーするには、場合によっては2倍のコストを要することになる。

・信用取引の場合、追加の証拠金請求に応じてはならない。

・「評価益」を定期的に「現金」に転換せよ。得られた利益の何パーセントかを、現預金、債券、年金といった安全な資産に換える。現金は、過去、現在、未来、いつの時代にあっても「王様」だ。現金は銃の弾薬であり、一部の現金を常に取り置いておく必要がある。このルールに従わなかったために、私は何度か危うい立場に立たされた。

・タイム・イズ・マネーは相場の世界では成り立たない。なぜならマネーが動かず、利益を生まない「時」があるからだ。タイムはタイムであり、マネーはマネーである。しかし、ただ座っているだけのマネーも、時にチャンスに巡り合い、多大な利益をもたらすことがある。忍耐、我慢、自制こそ成功のカギである。ゆめゆめ急いではならない。

・先を急いではならない。相場で成功した者で、休みなく取引を続けた者はいない。投資した資金をすべて引き上げ、休みを取るチャンスはいくらでもある。市場の動向が定かではないときは、しばらく間をおき、確信を持てる状況が来たら再度参入する。

・チャンス到来と思ってもすぐに全力投球せず、打診すること。まず、全資金の20%を当て、2回、3回と20%ずつを投入する。この結果、自分の判断に間違いがないことが確認できたら、最後に残りの40パーセントを投入する。株価の動きが思惑と逆の方向を向いた場合、それどの時点であれ、すべての取引を終了させる。

・「負け」銘柄はすぐに切り捨てる。「勝ち」銘柄は、すべての要因が順風下にある限り、そのまま動きに任せる。

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