世紀の相場師ジェシー・リバモアから学ぶ

相場との向き合い方

ジェシー・リバモアとは「伝説の投機王」「世紀の相場師」と言われ

実際彼が築いた資産は最高で1億ドル以上(現在の紙幣価値で4000億円)にも。

4度の破産と最後はピストルで自殺をするという壮絶な最期を終えた彼が相場を14歳から戦い続けて、得たものを書いた本が世紀の「相場師ジェシーリバモア 」 だ。

そんな彼の本を読んで私は投資の負け犬側から急に勝てるようになれたので、

ぜひみなさんにも知ってほしい。

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彼の生い立ち

彼は生まれながらに貧乏な家だが、彼自身は数学が得意で頭がよかった。しかし家業の農家を継ぐことになった彼は

14歳で家を飛び出し、証券所で今でいうチャートを表す数字の記入を行う仕事をした、

彼は働き始めてほどなく、相場での取引の要諦の一つを学び取った。        それはボスのひとこと

「重要なのは、チャートが伝える情報だけだ」ということだった。

リバモアはボードへの株価の記入の中で、ある規則性が浮かび上がったのである。彼は、数字の群れが一貫した波形で動き、しばしばきれいな繰り返しの傾向を示しつつ進んでいくことを知った。

ある株の価格が上がるにしろ下がるにしろ、その動きが始まるとその傾向がある期間持続するのが一般的であること、そのあと逆向きの強い圧力にさらされると方向転換を余儀なくされること、こうした動きのきっかけがしばしば、規則的な数値として読み取れること、株価は物理の法則に従って上下する、と彼は考えた。ある運動に入った物体は、その運動を止めたり変更したりする力が加わるまで、その動きを持続させようとする。そして規則的な数値の現れ方にも規則性があり、より長い期間で繰り返される大きな波があるということだった。

そして彼は小さなメモ帳に自分だけの相場の動きの癖や、こうなったときはこうなるなどの、必勝法などを考えた。

彼はまた、店に来て金をスッていく多くの客に目を凝らした

そんな客は毎日のように出現した。ジェシーの目から見ると、彼らはまるで無計画、行き当たりばったり、その日の気分で売買をしているとしか見えなかった、足場に一貫性がなく、カンを頼って相場を張った。前の日は自分のお気に入りの株にうつつを抜かし、翌日にはあてずっぽうの注文を出した。そしてその翌日にはうまうまと人の尻馬に乗った、さしたる理由もなく並べた予想屋の推奨株にも容易に感心するし、彼らのやっていることは、まともな取引には程遠い博打だった。

そしてバケットショップという信用取引のできる株を買える違法に近い酒屋で勝株の勝負をし始める

瞬く間に勝ちを重ね当時でいう1000万ほどを手に入れる

そして過ちを犯すことも多々あり、「失敗は宝の山だ」というのが彼の持論だった、チャートは常に善であり、間違いがあるとすると自分である。

そして彼は第一の結論を出す、彼が勝つのは常に「勝つ条件が都合よくすべてそろっている場合に限られる」好条件がそろうのを辛抱強く待ち、ここぞというときに打って出た場合、負けることはなかった。

第二の結論「休みなく相場を相手に勝負し、勝ち続けるのは不可能であり、またそうすべきではない」すべてを手じまいして時に市場を離れ、現金を枕に次の機会を待つ姿勢がなければならない。

一度目の破産

ニューヨークにて大きな資金をもって実際の証券所での取引を行うも、あえなくお金を全部なくしてしまう、理由は昔の証券所では数字が動いている今注文をしても、注文が約定するのがその1時間後などになっしまい、相場が動き終えた後でのトレードを余儀なくされ敗退。

しかし彼はあきらめない、自分の間違いをつねに客観的立場で考察した。そして言った

「市場で自らを鍛え、何かを学びたいと念じるなら、身銭を投じて、自分の手口を注視し、失敗から教訓を得ることだ」

そして真理を見出した

「相場師が成功を収めるための闘いは、心理的闘いであって知力の闘いではない、人間らしい気持ち、感情の自由な働きを自らに許すのは、取引を清算した後、すなわち株や商人に投入された資金がすべて現金化された跡である。金が証券の形をとっている限り、生身の感情を”殺し”続けなければならない」

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