FXで使える心理学 チャートは人が作っている以上心理を学ぶ

投機の心理学

FXにおける心理学には行動心理学と投資心理学というものがあります。その中でも大きく重要になってくるのが以下のものになります。

  • プロスペクト理論
  • サンクコスト効果
  • 現状維持バイアス
  • バンドワゴン効果
  • コンコルド効果
  • 認知的不協和
  • 初頭効果
  • ヒューリスティック

上記です。

これらを理解するだけでもFXトレードではかなり優位に立ち回ることができますから、必ず理解をするようにしましょう。

プロスペクト理論(行動心理学)

プロスペクト理論とは、人間は損失を本能的に嫌うものであるということです。

簡単に説明すると

1.あなたに無条件で1万円を上げます。

2.さっき上げた1万円を返してください。

これによって生じる心理的痛みが2の時の方が大きいということです。

要するに、1万円をもらった時の喜びとその1000円を返す時の苦痛は等価ではないということです。

1万円の実質的価値は同じでも得る時よりも失う時の方が人間は苦痛に感じる

これがプロスペクト理論の考え方です。

これを理解しているとあの現象の説明が付きます。

チキン利食いと塩漬け。

これはプロスペクト理論の典型的なパターンです。利益を早く確定し、損失はいつまでたっても受け入れたくないという心理が働いています。

これは人間としては正しい行動ですがトレードで勝ち続けるためにはそれをぶち壊す必要があります。それをプロスペクト理論で理解しておくことにより壊しやすくしてあげることができます。

このことを分かっていながら改善できないのもまた、プロスペクト理論であるということを理解しておきましょう。

サンクコスト効果(投資心理学)

サンクコスト効果とは頑張って貯めた100万円と宝くじで当たった100万円では金額は同じでもそれに対する感情が変わるという投資心理学です。

同じ100万円でも前者の頑張って貯めた方は尊く感じ、後者の方は何も考えずに使ってしまうという現象です。

サンクコスト効果を知っているとあの現象の説明が付きます。

コツコツドカン。

頑張って積み上げてきた利益を1度の損失で大きく減らしてしまう。

これは、頑張って貯めたからこそその損失が受け入れられなくなりドカンと負けてしまうのです。

頑張って貯めた100万円でも、宝くじで当てた100万円でも価値は同じ100万円です。どちらも変わらない為あくまでお金は手段でありお金が目的にならない様にしましょう。

現状維持バイアス

■現状維持バイアスとは?

人間が本来持つ機能の1つで、今の現状を維持しようとする思考の偏りの事

上記です。現状維持バイアスがどのようにトレードに関係しているのかというと

■FXで負けてしまった時

→自分ではなく何か違うものに要因を求めてしまう(情報を与えた媒体だったり、教えてくれた人など)

■教材やスクールを買って思ったように勝てなかった時

→特に最近の教材にはほとんど詐欺教材は存在していない。また、もし詐欺だったとしても見極められなかった自分が悪い

が主にトレーダーが陥る現状維持バイアスの例です。

これだと明らかに勝てないのは明白ですよね。人間は本来弱い生き物ですから人のせい誰かのせいにすることで自分の尊厳・アイデンティティを守る性質を備えています。

ですが、この現状維持バイアスが投資・投機で成果を出すためには邪魔をするんですね。

常に自分に要因があります。

  • 資金が溶けてなくなった → 資金管理できなかったのが悪い
  • トレードで負けてしまった → トレードが下手くそだったのが悪い
  • 損切りができなかった → 損切りしなかったのが悪い

少し厳しく聞こえますが、投資・投機の世界においてはすべてが自己責任ですよ

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果では、人気に乗じるというようなイメージを持つといいでしょう。流行りなどに流されて人気な飲食店などがあると、行列が気になってつい興味をもち列に並んでしまうような状況もバンドワゴン効果といえます。

投資では、上昇相場になると注目され買いが先行します。そのような状況の時に、自分もその流れに乗りたいとあまり深く考えもせず手を出してしまうというような状況はバンドワゴン効果といえるでしょう。

みんながしているから自分も同じ行動を起こす、大勢がやっているから安心感のようなものが芽生えてしまうこともあります。

このような現象で、状況がよくなることもありますが自分で思考しているわけではなく、周囲に流されている点からも注意が必要といえます。

コンコルド効果

コンコルド効果では、今まで消費した時間や費用が気になり、続けても損をすると頭ではわかっていても止めることができないというような状態のことを指します。

スマートフォンゲームなどに、置き換えて考えてもいいでしょう。

ゲームに費やした時間や課金などが気になりやめられない状態や、欲しいキャラがいるという場合にはそれに課金をしてなかなか出ない状態となり、当てるまでやめられない状態などはコンコルド効果によって損失をさらに膨らます原因となるでしょう。

投資でも、費やした時間や自分のお金で投資したことによりなかなかやめることができないというような状態は、コンコルド効果で損失が膨らんでしまう可能性があるため注意が必要です。

認知的不協和


この投資心理学は何かを行った時に起こる物です。

例えば自分の基準で何かの要素で判断しポジションを持ったとします。

そして損失を抱えた後に勝ち組トレーダーからそのポジションは80%の確率で負けるというアドバイスを貰ったとします。

しかし自分の考えとそのトレーダーの考えが食い違うため、なにかしらの理由をつけて自分のポジションを正当化しようとしてしまうという心理学です。

つまり後から知った情報を無視して自分の都合に合わせてしまうという事です。

初頭効果

これは何かの情報が2つあったとすると最初に得た情報の方を優先し、後からの情報を重要視しづらいという心理学です。

しかし本来はどちらの情報も重要視するというのは当たり前のはずです。

ヒューリスティック

この心理学は何かをしようと思った時に今までの経験から無意識的に理由をつけて即座にそこそこな結論を出してしまうという物です。

しかしFXや投資においては意識的に研究し分析して長い時間をかけて最も良い結論をだす事が正解です。

要するに毎回そこまで深く考えるのは疲れるしめんどくさいという事から起こる心理学だと思われます。

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