FXの取引は精神を削られる。闘いの中に身を置いて、自分の責任においてすべての判断を下す、そして、感情がむき出しにされる。普段の自分では想像できないような判断を誤ってくだしてしまう。
不安、恐れ、恐怖、希望、欲望、勇気、
トレードの中ではそんな感情をすべて抑え込まなくてはいけない。
そしてそれを抑え込むのは大変に難しい。
人間は機械になれるわけがない。
よくある悪いスパイラル
実際にトレードで失敗が続くと、ギャンブルのような脳みその働きが進み、次は絶対に取り返す、もっと多くの利益を取らなくてはと損失を補填しようと無理なトレードをしてしまう。
そうなってしまうと正常な判断は難しく、負ける9割の考え方そのものになってしまう。
今実際に負けが続いているのであれば、理由は簡単なのである、自分が今の相場の動きにまったく対応できていない証拠である、一度離れて第三者のような目線になり、見つめなおす必要がある。
また勝ち続けているときも危険が潜んでいる、最初よりも大きなお金に利益が膨れ上がり、口座にお金が多くなると、気が緩む、また勝てると変な自信ができてしまう。そして取り返しのつかない大きな損失を出し、立ち直れなくなる。
では感情をどうすれば抑制できるのか
原因は結局すべてお金に振り回されてしまっているということになる。
実際にはそんなに大きなお金じゃなくても少しでもお金が減るととてつもないストレスになる。
逆に大きく儲けすぎてもストレスになる。
FX投機はお金を使って増やすことを目的としているが、お金への執着が強い人ほど、感情を抑制することはできず熱くなりギャンブルトレードを繰り返すことになる。
ですのでお金と向き合いすぎないように、一度相場から離れて、全く違う趣味などに時間を費やしたり、一度お金の呪縛から離れることだ。
そして重要なことは人はそれぞれ生まれながらに器をもって生まれている。
器が大きければそれだけお金を入れられるが、小さい器であればお金を入れられる量は少ない。
人として器を成長させるには
器を大きくするにはどうしたらいいの?
簡単ではない一朝一夕でどうにかなるものではないのである。
人間には深層心理というものがある。
人間の深層心理というものは恐ろしい、自分である程度決めた人生を歩むように、自分自身で暗示をかけて生活をしている、そしてそれを決めているのは深層心理にいる自分自身である。
器は生活環境、その人の性格、いろいろな面で作られている。
そして自分の器を大きくするのも自分で行うことしかできない。
自分を自分でマインドコントロールする3ポイント
己にマインドコントロールをかけ続けることで実際に変わることができるというのはたくさんの書物にかかれていることだ。
①自分に一日1回、寝る前でも、瞑想中でも、ランニング中でも良いので、どのようになりたいのかを自分自身に語りかける。
例えば
俺はもう5億円をもっており、あとは相場から引き出すだけだ
私はトレードを始めたら感情は無くなり、勝ち続けるだけだ
②生活習慣を変える
トレードで負けている人を動画などで見ると、人も損をしているから自分も安心するなど、負けてもいい理由を作ってしまうことになる。
勝ち続けるための生活習慣を一から作り直すこと。
③余力のある資金でのトレードができる状態になる
すなわち、生活資金をギリギリで使って行うのではなく、今の仕事において稼ぐお金を増やす。
もしくわ副業で安定して今の収入より多くお金が入る仕組みを作り上げる
この余力があるというのは心理的にプラスになることが多い。
人間は追い詰められている状況ではどうしても手が震えて、正常な判断ができなくなる。
例えば能力の同じAとBという人物がいて、ポーカーでもいいので何かしらの勝負をした場合
Aさんは1億円のうち500万円をかけて、Bさんは500万円のうちの500万円をかけて二人で勝負をした場合、Aさんは断然に勝てる可能性が高い、精神的な余裕があるからだ。
このようにギリギリのお金での勝負では大きなハンデがあるということだ。
そもそもの余力を増やす。
相場に取り巻く感情はお金が要因。
感情を制御するにはその人自身の器を大きくするしかない。
三つのポイントを踏まえて生活を変える。
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